引っ越しの達人

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引っ越しのご挨拶

 引っ越しというのは、自分だけ、自分の家族だけのイベントではありません。引っ越しによって離れてし合う友人やご近所の人たち、同じマンションやアパートに住む人たち、これからお世話になる人たちなど、さまざまな人に対して、気遣いが必要になるイベントなのです。
 引っ越すことが決まったら、やはり親しい人から先に一言知らせておくのが礼儀です。もしも自分が親しい友達だと思っている人の引っ越しを、自分よりは親しくないと思っていた人の口から聞かされたとしたらあまり良い気持ちはしませんよね。  また、引っ越しの数日前、前日から3日ほど前には、ご近所への引っ越しの挨拶も必要です。これはお世話になりました、という挨拶の他にも、引っ越しで路上を塞いでしまうことや、煩くしてしまうことへのお詫びもかねています。特に隣近所の方と親交はなかった場合でも、一言いっておけば余計な恨みを買わずに済みます。賃貸であれば、大家さんもしくは管理人の方にもご挨拶したほうが良いでしょう。そして親しい人には、もっと前に挨拶を済ませておくのが基本です。
 また、引っ越し後の挨拶状は、早ければ早いほど良いものです。お世話になった方、これからもお付き合いを続ける方、親類などにも、1ヶ月以内には出したいものです。できれば引越し前に用意しておき、引っ越し後に投函できるように準備しておくのが理想です。
 さて、引っ越し後もご近所への挨拶が必要になってきます。賃貸住宅であれば、最近はご近所に挨拶をしない、という人もいますが、引っ越しの挨拶を迷惑だ、と感じる人はめったにいません。通常は一軒家の挨拶回りは両隣とお向かい3件の、計5件が基本で、マンションなどの集合住宅であれば、両隣と上下の部屋が基本です。こちらもこれから宜しくお願いします、という挨拶の意味と、引っ越し当日の騒がしさに対する容赦をお願いする場でもあります。実際に騒がしい引っ越しになってしまっても、一言挨拶があるだけで人は心が広くなるものなのです。そしてもちろん、挨拶をしたから煩くしてもかまわない、などという事はなく、特に夜間、荷解きや掃除などは行わないには当たり前の配慮です。どうしても夜に大きな物音を立ててでも引っ越ししなければいけないのであれば、引っ越し作業が終わった後にもお菓子などを持って改めてお詫びに行ったほうがいいでしょう。ただ、1人暮らしをする女性であれば、安全のためにも周辺環境によって挨拶周りをするかどうかを判断して下さい。実際、賃貸住宅に住む人、特に1人暮らしの人がアパートなどに入る場合は、引っ越しの挨拶をしないという人も多いようです。特に若い女性が1人暮らしを始める場合、防犯の意味からもわざわざ近所に住み人に、これから1人暮らしをしますと宣言して歩くのは、得策とはいえません。

 
 
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